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バックトゥザ・フューチャー 感想 ネタバレ有

 今回の映画は「バックトゥザ・フューチャー」です。

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(画像http://www.backtothefuture.com/movies/backtothefuture1から引用)

 

 

あらすじ&作品紹介

バック・トゥ・ザ・フューチャーの紹介:1985年アメリカ映画。1985年、ブラウン博士により一台の自動車 デロリアンがタイムマシンへと作り変えられた。その実験に成功し、まさに歴史的瞬間を目の当たりにした博士のドクとマーティの前に、過激派が現れドクが撃たれてしまう。テロリストから逃げるためにデロリアンに乗ったマーティは、過去へとタイムトラベルしてしまう。
監督:ロバート・ゼメキス 出演者:マイケル・J・フォックス(マーティ・マクフライ)、クリストファー・ロイド(ドク/エメット・ブラウン博士)、トーマス・F・ウィルソン(ビフ・タネン)、リー・トンプソン(ロレイン・ベインズ・マクフライ)、クリスピン・グローヴァー(ジョージ・マクフライ)、クローディア・ウェルズ(ジェニファー・パーカー)ほか(https://eiga-watch.com/back-to-the-future/より引用)

 

感想

 久々に見返してみて、まず感じたことは、「マーティってこんなイケてたっけ!」という印象でした。昔見たときは学校に遅刻するわ、パーティバンドのオーディションに落ちて凹みまくりで、コーラ好きの青年くらいに思っていたんですが、決してそんなにさえない系ではなく、かわいい彼女はいるし、自分の親父を助けるために自分よりかなり図体のでかい男をブン殴ってみせるガッツもあって全然カッコよくて、、「どこがさえない系だよ!」と自分をツッコミたくなりました。(まぁ主人公なんで、カッコいいのは当然ですけどね)。

 

もう一つ感じた魅力は、ビフ役のトーマス・F・ウィルソンの演技の素晴らしさだと思います。最初、ビフはマーティの父であるジョージの上司として登場します。そこでの振る舞いは典型的なダメ上司であり、部下に仕事を押し付け、部下の車で飲酒運転をした上、事故らせるといった、悪ガキがそのままデカくなったみたいな設定でした。そんな役をトーマスは演じているわけですが、一つ一つの演技や表情が憎たらしく、ムカつきます。そのくらい高い演技力で、とても惹きつけられます。あと、ビフが車で馬糞のトラックに激突して、馬糞まみれになるシーンがありますが、これは本物の馬糞を使っていたと言われています。ことの真偽はわかりませんが、真実だとしたら、本当に素晴らしい役者魂だと思います。

 

比較的にわかりやすい伏線が豊富で、点と線が繋がるととても納得して気持ちよくなります。 例えば、ドクが強奪してきたデロリアンの燃料となるプルトニウムですが、物語のかなり序盤にそのことが触れられている点や、1955年にダイナーで出会う黒人にマーティは「あんた、市長になるよ!」と言いますが、この黒人こそが、のちに1985年に市長再選に向けて、選挙活動を行うゴールディ・ウィルソン市長だという事が分かるなどタイムトラベル題材の映画ならではの面白い伏線がたくさんあり、それを探してみるのも面白いかもしれません。

 

 

 基本的にBTTFの物語はタイムマシンに乗って、過去や未来に赴き、物語を展開していく作品ですが、このpart1での主たる目的はタイムトラベルによって生じた矛盾を正すというものでした。誰もが未来に赴き、自分の将来を確認したり、逆に過去に戻り、自分の過ちを正したいと思ったことはあると思います(私はしょっちゅう思います)。製作者の意図としては、人類の夢であるタイムトラベルを用いて、「タイムトラベルってこんなに危険なんだよ」ということを主張しているのではないかと私は感じました。